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栃木県芳賀郡益子町の伏見動物病院は整形外科・眼科に力を入れています。

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.0285-72-3585

〒321-4216 栃木県芳賀郡益子町塙1155番地

整形外科orthopaedics

整形外科(治療担当医:伏見寿彦)

手術の様子 当院は、整形外科(創外固定による骨折治療と膝関節外科)を得意としています。
その他、脱臼や椎間板ヘルニアなど多くの手術に対応しています。
あなたの愛犬・愛猫の手術した後の痛みって気にしたことありますか?
私たちは、術後の痛みのケア(疼痛管理)も積極的に行っています。

    麻酔・疼痛管理     骨折・脱臼     膝関節外科     椎間板ヘルニア

麻酔・疼痛管理 −痛みのケア−

手術を受ける動物の痛みを考えたことはありますか?

●痛みのケアとは

痛みによる生体への影響

私たち人間は、「痛み」を好むことはありません。
動物達は痛みに対して強いように思えますが、きっと「痛み」は好きではないと思います。
それどころか手術による痛みが続くとご飯が食べられない、動きたがらない、傷の治りが
悪いなど、たくさんのデメリットを生じますし、私たち治療スタッフとしても手術後の動物が痛がっている姿を見ると胸が痛みます。
よって当院では「痛みのケア」を積極的に行い、手術・治療を施しています。
※麻酔・疼痛管理は整形外科以外の手術・治療においても しっかり行っています。


●どのような鎮痛薬を使用してますか?

使用している鎮痛薬の一部

・麻薬性オピオイド:モルヒネ・フェンタニル
・NMDA受容体拮抗薬:ケタミン
・非麻薬性オピオイド:ブトルファノール・ブプレノルフィン・トラマドール
・非ステロイド系抗炎症薬:メロキシカム・カルプロフェン 
・α2受容体作動薬:メデトミジン
・局所麻酔薬:リドカイン・ブピバカイン

以上の薬剤を術前・術中・術後の周術期に様々な経路
(経口、皮下、筋肉内、静脈内、硬膜外、局所)を使用して
個々に必要な「痛みのケア」を行っています。
なお、鎮痛薬以外に抗コリン薬やトランキライザーなどの麻酔前投与薬や
プロポフォールやアルファキサロンといった麻酔導入薬なども組み合わせて安全な麻酔・手術を行っています。


●具体的な処置例

予想される疼痛の程度

術前 → 術中 → 術直後〜術後数日間
「前肢の手術の場合」
 術前:メロキシカム皮下投与+リドカイン・ブピバカイン混合液を
    使用した腕神経叢ブロック(画像ポップアップ)
 術中・術直後:ケタミン・フェンタニル持続点滴
 術後数日間:メロキシカムやブプレノルフィンの投与

「後肢の手術の場合」
 術前:メロキシカム皮下投与+モルヒネ・ブピバカイン混合液を
    使用した硬膜外麻酔(画像ポップアップ)
 術中・術直後:ケタミン持続点滴
各鎮痛薬の作用部位  術後数日間:メロキシカムやブプレノルフィンの投与

以上が具体例となりますが、個々のステータスによって使用する薬剤を
変更する場合があります。

周術期に様々な薬剤を加えることで、手術時の痛みを「痛み」として
感知させる前になるべく最小限のものにするように努めています。


変形性関節症や多発性関節炎といった手術適応ではない整形外科疾患のペインコントロールや
末期癌による痛み(癌性疼痛)に関しても積極的に治療しています。 詳しくは一度、当院までご連絡ください。


●どのような整形外科の手術を行いますか?

小型犬に多い橈尺骨骨折、膝蓋骨脱臼、前十字靭帯断裂を始め、各種骨折・脱臼(四肢・脊椎・下顎など)
や成長期で問題となる肘および股関節異形成、成長板早期閉鎖など、あらゆる手術に対応しています。


骨折した場合の治療法は?

動物も人間と同じように骨折や脱臼をします。
原因として交通事故などの大きな外力によるものもありますが、日本では小型犬が主体となっているため
ソファや抱っこしている所からの落下といった比較的小さな外力でも生じることが多くなっています。
骨折や脱臼の治療は、ギプスなどの処置のみで済むケースもありますが、ほとんどのケースは完全骨折や
脱臼を生じますので、手術が必要となります。

当院における骨折治療は、動物のステータス、骨折の発生部位や分類などを考慮して
「髄内ピン」「骨プレート」「創外固定器」を単独もしくは組み合わせて使用することで適当な固定力を
得られるように施術しています。

 〜各固定法による手術実施例〜

  @髄内ピン
   症例1)
   診断:右脛骨粗面剥離骨折
   1.2oKirschner wireおよび整形外科用ワイヤーを使用したテンションバンドワイヤーにて治療しました。
   術後数日で足が着くようになり、3週間でインプラントを除去しました。

   ※写真をクリックすると大きく表示されます(少し時間がかかります)
    術前レントゲンML像
     術前レントゲンML像
  術後レントゲンML像
  術後レントゲンML像
  術後レントゲンVD像
  術後レントゲンVD像



   症例2)ジャーマンシェパード、5ヶ月齢、25.2kg
   診断:左大腿骨遠位骨幹端骨折 Salter-HarrisU型骨折
   2.0mmおよび2.3mmスタイマンピンを使用したクロスピン法にて治療しました。
   術後数日で足がつくようになり、4週間でインプラントを除去しました。

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    ジャーマンシェパード1
     
  ジャーマンシェパード2
  
  ジャーマンシェパード3
  
  ジャーマンシェパード4
  


  A骨プレート
   症例1) 
   診断:左大腿骨骨幹部横骨折
   ステンレス製の板(スモールDCPプレート)とネジ(2.7o皮質骨スクリュー)を用いた固定を行いました。

   ※写真をクリックすると大きく表示されます(少し時間がかかります)
    術前レントゲンML像
     術前レントゲンML像
   術前レントゲンVD像
   術前レントゲンVD像
   術後レントゲンML像
   術後レントゲンML像
   術後レントゲンVD像
   術後レントゲンVD像
 

   症例2) チワワ 7ヶ月齢 1.45kg
   診断:左橈尺骨骨幹部骨折
   超小型犬(骨の横径4.5mm)のため、1.5mmLCPとLHSを用いた固定を行いました。

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    チワワ1
     
   チワワ2
   
   チワワ3
   
   チワワ4
    
 

  Bリニア型創外固定器
   症例1)
   診断:左橈尺骨骨幹部横骨折
   創外固定の場合は、特に術前に綿密な計画を立てます(左から2枚目)。
   スモールハーフピンを用いてTypeTbの創外固定としました。 手術後数日間で足を着くことができて、目標となる
   術後8週間で外固定を除去しました。 外貌はこのようになります(写真右)

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  術前レントゲン
   術前レントゲン
  術前測定
 術前測定
  術後レントゲン
 術後レントゲン
術後4週間でダイナミゼーション
 術後4週間でダイナミゼーション
術後8週間で抜釘
 術後8週間で抜釘
  外貌
 外貌
 

   症例2)
   診断:右橈尺骨遠位部開放骨折

  ※写真をクリックすると大きく表示されます(少し時間がかかります)
  右橈尺骨遠位部開放骨折
   
  右橈尺骨遠位部開放骨折
 
  右橈尺骨遠位部開放骨折
 
  右橈尺骨遠位部開放骨折
 
 

  Cサーキュラー型創外固定
   症例1)
   診断:右脛骨遠位部粉砕骨折
   骨端が近く、他の固定法では強度が見込めないと考え、サーキュラー型創外固定を選択しました。
   ストレッチリングを2枚使用して、1.6oハーフピンを補強として1本刺入して固定としました。
   術後経過は良好で、術後12週間で外固定を除去しました。

   ※写真をクリックすると大きく表示されます(少し時間がかかります)
    術前レントゲンML像
      術前レントゲンML像
   術前レントゲンVD像
   術前レントゲンVD像
   術後レントゲンML像
     術後レントゲンML像
   術後レントゲンVD像
    術後レントゲンVD像
 

   症例2)三毛猫 3歳齢 3.7kg 
   診断:足根中足関節脱臼骨折および第3中足骨骨折

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  足根中足関節脱臼骨折および第3中足骨骨折
   
  足根中足関節脱臼骨折および第3中足骨骨折
 
  足根中足関節脱臼骨折および第3中足骨骨折
 
  足根中足関節脱臼骨折および第3中足骨骨折
 
  足根中足関節脱臼骨折および第3中足骨骨折
 
 

  DCRIF
   骨や周囲の軟部組織の血液循環の温存を重要視する生物学的骨接合法が近年の骨折治療の主流になりつつあります。
   CRIFは、そのコンセプトの中に開発されたものです。
   スクリューとロッドをクランプで締結することで、適当な固定力と早期の骨癒合が得られます。

   診断:左脛骨骨幹部粉砕骨折
   骨折をした動物は、高齢猫であること、慢性腎不全を罹患していること、性格上創外固定が不適応なことから
   手術時間の短縮および早期の骨癒合が必要と考え、CRIFを使用しました。固定にはSmall CRIF使用しました。

   ※写真をクリックすると大きく表示されます(少し時間がかかります)
    術前レントゲンML像
      術前レントゲンML像
   術前レントゲンVD像
    術前レントゲンVD像
   術後レントゲンML像
    術後レントゲンML像
   術後レントゲンVD像
    術後レントゲンVD像
 


  E股関節脱臼(創外とトグルピン)
   症例1)
   診断:右股関節後方腹側脱臼
   創外固定を使用した股関節の固定を3週間行いました。

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    右股関節後方腹側脱臼1
      
   右股関節後方腹側脱臼2
   
 
   症例2)
   診断:右股関節前方背側脱臼
   ※写真をクリックすると大きく表示されます(少し時間がかかります)

    右股関節前方背側脱臼1
      
   右股関節前方背側脱臼2
   
   右股関節前方背側脱臼3
   
 
   症例3)
   診断:足根関節亜脱臼
   ※写真をクリックすると大きく表示されます(少し時間がかかります)

    足根関節亜脱臼1
      
   足根関節亜脱臼2
   
   足根関節亜脱臼3
   
 
   症例4)手根関節脱臼
   診断:左手根関節亜脱臼
   2.0mm手根関節固定用プレートおよび皮質骨スクリューにクロスピン法を併用して関節固定術を行いました
   ※写真をクリックすると大きく表示されます(少し時間がかかります)

    左手根関節亜脱臼1
      
   左手根関節亜脱臼2
   
   左手根関節亜脱臼3
   
   左手根関節亜脱臼4
   
    

膝関節外科 膝蓋骨内方脱臼

    ●膝蓋骨内方脱臼とは?
    膝蓋骨が正常なら滑車溝に位置していなければならないが、そこから内方に脱臼する疾患です。
    トイプードルやチワワ、ポメラニアンなどの小型犬に多く発生しますが、大型犬にもみられることがあります。
   ●症状は?
    内方脱臼のグレードによって症状は様々です。歩き始めにスキップをしたり、突然足を上げて痛がったり
    足に体重がかからないように行動したりします。グレード4の場合では、完全に足を伸ばすことができず
    うまく歩けないケースもあります。
   ●手術の適応は?
    特殊なケースを除き、グレード2以上かつ跛行が認められている場合に適応と考えています。
    しかし、グレード2で跛行がない場合は@年齢と共に関節軟骨がすり減ることA前十字靭帯断裂のリスクが高まること
    を考慮して、将来のことを考えて早期(8ヶ月齢頃)に手術を実施することもあります。
   ●手術の方法は?
    脱臼の程度は個体により変化するため、滑車形成術(溝を深く掘って膝蓋骨を安定化させる)や脛骨粗面転位術を
    (膝の曲げ伸ばしが自然に行える位置へ脛骨粗面をずらす)メインとした術式を選択しています。

   症例1)チワワ 3歳齢 1.6kg 右膝蓋骨内方脱臼Grade3
   ※写真をクリックすると大きく表示されます(少し時間がかかります)

    チワワ右膝蓋骨内方脱臼Grade31
      
   チワワ右膝蓋骨内方脱臼Grade32
   
   チワワ右膝蓋骨内方脱臼Grade33
   
 
   症例2)サモエド 11ヶ月齢 29kg 右膝蓋骨内方脱臼Grade2
   ※写真をクリックすると大きく表示されます(少し時間がかかります)

    サモエド右膝蓋骨内方脱臼Grade21
      
   サモエド右膝蓋骨内方脱臼Grade22
   
 
  前十字靭帯断裂 ポチポストを貼る
   ●病気説明 最近レントゲンを撮った膝疾患の成犬 TPLO
   症例1)シベリアン・ハスキー 3歳齢 23kg
   ※写真をクリックすると大きく表示されます(少し時間がかかります)

    シベリアンハスキー前十字靭帯断裂1
      
   シベリアンハスキー前十字靭帯断裂2
   
   シベリアンハスキー前十字靭帯断裂3
   
 
   ●説明  ラテラルスーチャー法(関節外制動法)
   症例2)トイ・プードル 5歳齢 7.5kg
   ※写真をクリックすると大きく表示されます(少し時間がかかります)

    ラテラルスーチャー法1
      
   ラテラルスーチャー法2
   
 

椎間板ヘルニア(参考写真)

   ※写真をクリックすると大きく表示されます(少し時間がかかります)

    椎間板ヘルニア1
      
   椎間板ヘルニア2
   
   椎間板ヘルニア3
   
 

●最後に治療担当医より一言

ペットにとって嬉しいこと・楽しいことは「ご飯を食べること」「散歩する(動く)こと」、
何よりも「飼い主と居ること、一緒に遊ぶこと」と考えています。ペットの苦痛を取り除き、健康を維持させることで
飼い主様への満足を得られ、家族の絆が深まると思っています。
足をひきずっている、もしくは挙げたままにしている、特定の部位(足や体)を触ると痛がる、といった症状が
認められる場合は、整形外科的もしくは神経的異常があるかもしれません。一度、当院へ受診ください。

伏見動物病院

〒321-4216
栃木県芳賀郡益子町塙1155番地
TEL 0285-72-3585
FAX 0285-72-7807
トリミング室 0285-81-6464
Mail info★fushimi-ah.co.jp
※★を@に変更してください